自立は、自分で立って歩くこと
テーマに惹かれて書いてみることにしました。
子どもの頃、早く自立したかった
子どもの頃は、親に頼らないと生きていけない状況が嫌で
早く自立したいと思っていました。
自分の好きな物を買いたい
好きなところに行きたい
早くそれができる大人になりたい
「お金を稼いで親に頼らずに生きていけるようになること」が「自立」と思っていました。
実家にいる時は自由がほとんどありませんでした。
放課後や土日は田んぼや畑仕事
自分の時間を自分の意志でつかえない
欲しいものは買ってもらえない
自分が持ちたくない物を持ったり着たくない服を着なければならない
自分の意志で行動をする習慣がありませんでした。
これは大きくなって自分で決めなければいけないことが増えた時に苦労することになりました。
自分で決めること
今は「自分の生き方、行動を自分の責任で決めて生きること」
が「自立」だと思います。
誰かがこう言ったから
あの人がこうするから、私もこうする のではなく
自分で考えて、職業、ワークライフバランス、お金の使い方、夫婦のあり方など
色々なことを決めて生活していく。
それにはまず「自分がどうしたいか」が分からないと、決められないし
決めた後もなんだか楽しくありません。
大人になっても、旦那がこう言ったから、親にこう言われたから、こうすることにした、と行動の決定権を人に委ねている人はいます。
自分で納得しているのなら良いと思うのですが、中にはその後、決定権をゆだねた相手に対して不満を口にしている人もいます。
こういう人は自立しているとは言えないと思います。
自立と孤立
よく両親に「人に甘えてはいけない。自立しなさい」と言われました。
両親の考える自立は、「自分で稼ぐ力を身につけること」「人に頼らずに生きること」でした。
まだ結婚する前、私が今の夫に甘えている様子を見て「それではいけない」と思ったのでしょう。
私はその頃フルタイムで働く元気がなかったので、親の言葉に疲れていました。
しかし心療内科の先生は、「疲れた時に人に頼れないのは自立ではない、孤立です」と言ってくれて、この言葉に救われました。
疲れたら人に頼っていい、元気が出たらまた頑張ればいいんだと思えるようになりました。
実際に元気になってからは、人並みに働けるようになりました。
自立
自立は、自分で立つ。人生のフィールドに自分の足で立つこと
そして自分の足で地面を踏みしめながら歩いていくこと
そのために、自分は何が好きか、何がしたいのかを知り
どう生きていくかを自分で選択する
やりたくないことをやらなけらばいけない時も
させられている感覚でするのではなく
自分で選んだ、という気持ちでやっていくこと
自分の人生を主体的に生きること、楽しむこと
人のせいにしないこと、責任をもつこと
「こう生きたい」という私の願望も入ってきましたが
これが私の考える「自立」です