ねこよりまるい | 性虐待サバイバー

性虐待サバイバーの体験記と日常。虐待から10年、元気に生きています。似た経験をされた方、他のことで辛い方、そうでない方とも繋がりたい。できる活動や勉強を少しずつ。

Spring全国キャンペーンin名古屋

10月14日

Spring全国キャンペーンin名古屋に参加してきました。


Springは、性犯罪に関する刑法の改正にむけて
活動している団体です。

今春、性犯罪の無罪判決が相次いだ際
代表の山本潤さんらが、法相宛てに性犯罪の厳罰化を求める署名を届ける様子が
メディアで取り上げられました。


そのSpringが、刑法改正にむけて開催している全国キャンペーンが名古屋でもひらかれました。

内容は
・前回の改正時に残った課題
・課題解決に必要なことは何か

・政治家に性被害の実態を知ってもらい、
法改正の必要性を訴える「ロビイング」について

初めて見聞きすることが多かったです。



まず、前回の改正時に残った課題がこちら

・ 暴行脅迫があったことが立証できなければ不同意でも罪に問えない

・ パートナーからの被害を認めてもらいにくい

・ 「上司と部下」「先生と生徒」等、対等でない関係における被害が潜在化しやすい

・ 13歳以上の被害者は、成人とおなじ暴行脅迫要件が適用される(中学生に性交について教えないのに!)

・ 時効(強制性交等罪10年、強制わいせつ罪7年)が過ぎたら加害者を罪に問えない

集団強姦罪の廃止、不起訴事例が続いている

など。



このような課題を解決するには
「刑法の見直しが必要」という世論を盛り上げる必要がある

ONEVOICEキャンペーンに参加して一緒に声をあげよう!
という内容でした。


刑法改正にむけて、メッセージを書いた紙を持って写真撮影しました。

このメッセージを各都道府県1000ずつ
計47000集めることを目標に全国行脚されているそうです。

そうして集めた市民の声を国会に届けて
刑法改正を実現させたい
その強い思いを感じました。


また、政治家にアポを取って要望書を渡したり、意見交換をするロビイングの模擬体験もありました。


性犯罪刑法に関する事実を見聞きして
悲しくなることも多いですが、
Springの活動からは、
市民の声は届けられる。
そして、声を上げることで変えられることがあるんだ、と希望を感じました。

ワンボイスキャンペーン、ぜひ1人でも多くの方に参加してもらいたいです。
URL張りますが、次記事でも紹介します。

http://spring-voice.org/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/one-voice%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/