ねこよりまるい | 性虐待サバイバー

性虐待サバイバーの体験記と日常。虐待から10年、元気に生きています。似た経験をされた方、他のことで辛い方、そうでない方とも繋がりたい。できる活動や勉強を少しずつ。

あの判決の二審にむけて思うこと

(被害者としての感情の吐露)


性虐待が無罪になるのは勿論憤りを感じるけれど

じゃあ懲役8年、9年の有罪判決が出たら納得できるのかと言われたら

できない


たった8,9年で出てこれるの?
人の心をこんなに殺して
その人が本来送れたであろう
健康的な明るい人生を踏みつけ奪ってきたのに

尊厳を踏みにじり、人生を奪い、
心を殺し続けてきたのに

殺人罪に引けを取らない
罪の重さがそこにはあると、
一被害者として思う


なぜ
手にかけて殺さなきゃ死刑にならないのか


「有罪判決になるだろう」
と聞いても
何も「よかった」とは思えない


そんなの当たり前だ


今回の判決まで
こんなに長い時間、何度も、たくさん
傷つけられ続けて
殺され続けてきた
父親に、取り調べに、果ては裁判官に
(それは日本社会に見捨てられたことと同義ではないか)

こんなこと自体があってはならないことだったのに
有罪判決が出たから「よかった、めでたし」とは思えない
有罪になるのは当たり前
こんなことが起きてしまったこと自体が許し難い


最終判決ではないのだから?
これからは起きないように… ?
One is too many だ
人ひとりの人生をなんだと思っている
1回の判決でどれだけ傷つけられたと思っている



私としては
私に加害行為をした人間に対して
死んで欲しいと思う
8年なんて軽すぎる


無期懲役か死刑が妥当と感じる
が、
無理なら何十年と出てこないでいてほしい


そうは言っても
現実的ではないのだろう


今回の件での父親も
お願いだから
しっかり更生プログラムを受けて
自らが抱えている歪みをただしてほしい


被害者はこれからも
加害者に理不尽に押し付けられた生きづらさと
闘いながら生きていくんだ


それを思ったら加害者も罪悪感に苛まれながら
苦しみ続けて生きていくのが妥当だろう