ねこよりまるい | 性虐待サバイバー

性虐待サバイバーの体験記と日常。虐待から10年、元気に生きています。似た経験をされた方、他のことで辛い方、そうでない方とも繋がりたい。できる活動や勉強を少しずつ。

サバイバーの里帰り問題

「そうですか、じゃあ子どもが生まれても里帰りしないということですね」


新婚当時、まだ子どもを産むことを考えていなかった時に

父親から言われた言葉。


親から離れて
閉じていた蓋が開いたように
親への不満が溢れ出てきて苦しくて
それをぶつけた時に言われた言葉でした。


「そんなことを言うなら、こっちも何もしてやらん、子どもが生まれるとなっても助けてやらん」


という意図で、発せられたこの言葉。


からしたら 「里帰りなんてするわけないでしょう (苦笑)」です。


というか、すると思ってたの?あの家に?… なんておめでたいの。



温度差、感覚のズレにポカンとなったのと


この、不満をぶつけられたら
「そんなこと言うなら、何もしてやらん」
と居直る態度は、昔から変わりません。


子どもの頃もよく言われました。


子どもの世話は親の務めという感覚ではなく
「してやってる」感覚。


(恩着せがましいので頼るのが嫌になり
なんでも自分で解決しなきゃと思うようになりました。
子どもを存分に甘えさせる親御さんを見ると、時々心がザワザワして落ち着かなくなります。)



里帰りすると思われていたことがなぜか気持ち悪くて(笑)
新婚当時のこのやり取りはよく覚えています。




前置きが長くなりましたが、

虐待サバイバーには「里帰り問題」があります。


自助グループでも話題になったことから
悩んでいる人が多い問題と感じました。


私には実家に里帰りをする、という選択肢はありませんが

産褥期は安静が必要な時期であることに変わりはなく。

どうしたものだろうか、と対策を考えています。


まぁでも、なんだかんだ便利な時代です。

買い物関係はネット通販や食品宅配で何とかなりそう。

・ イオンネットスーパー、コープ、Amazonプライム楽天
これらをフル活用すれば
食事の準備や日用品の購入はクリアできそう。


産前産後と出産時に利用できるタクシーも登録しました。


問題は家事。。あと育児

市内には、産前産後にシッターさんを格安で派遣してもらえるサービスがあるのですが、

利用者が多く、思うように来てもらえないそう。

ほぼ毎日来てもらう気でいたのであてが外れました。


こうなったら、

・ 夫に育休をとってもらう

・ 義母に来てもらう

・ 義実家で過ごさせてもらう


のどれかだろうか…

夫の育休は、一応聞くだけ聞いてみましたが
今の激務な部署では難しそう。
いつもより早く帰ることはできるらしい。


(日本の企業はもっと育休取得率の面でもがんばってほしいです。。)


義母に来てもらうのは
知らない土地で、勝手の違う家で、何週間も過ごしてもらうのが忍びないような気が。


1番いいのは、義実家でお世話になることだろうか?
夫婦の間ではそんなふうにまとまりました。
義実家にも相談してみます。

2人とも初めてで産後のイメージもわかないし
義両親に聞いてみないとです。


私たちは義実家を頼ることができますが、
それが出来ない人は、どうやって産後を乗り切るのだろう。

読んでくださった方の中で
アイディアがおありの方や、こうしてるんじゃないの?と考えが浮かぶ方がいましたら、ぜひ教えてください。