ねこよりまるい | 性虐待サバイバー

性虐待サバイバーの体験記と日常。虐待から10年、元気に生きています。似た経験をされた方、他のことで辛い方、そうでない方とも繋がりたい。できる活動や勉強を少しずつ。

不妊治療⑫

 

sakyuuu.hatenablog.com

 

 

2018. 5/22

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診察台の上で

「赤ちゃんの心拍が止まってしまっています」

と告げられました。

 

 

頭の中が真っ白になりました。

 

 

 

不安でした。

確かに無事育っているか不安だったけれど

 

つわりはあったし

なんだかんだこのまま妊娠継続できて、赤ちゃんを産めると思っていました。

 

 

内診後、診察室に呼ばれました。

 

 

残念ながら、稽留流産となってしまったこと

子宮内除去手術をすること

それは、なるべく早い方がいいことを告げられました。

 

 

また、次回の移植に向けて、薬を切り替えることなどの説明もありました。

 

 

 

何かの間違いじゃないのか

 

受け入れられない

 

受け入れて次に進むために決めないと

 

この現状から抜け出したい

 

よく分からないぐちゃぐちゃな気持ちでした。

手術日を決めるやり取りの後、こらえきれずに泣いてしまいました。

 

 

嗚咽と涙はしばらく止まらなくて

 

看護師さんが、気持ちが落ち着くまで使ってねと、個室に案内してくれました。

 

 

私は、最後に見せてもらったエコーの写真をください、と言いました。

 

 

写真の赤ちゃんはもう頭や手の形が確認できて、一週間前とは見違えるほど人らしくなっていました。

 

心臓が止まってしまったのはほんの最近のことだったようです。

 

 

 

3日後に手術をすることになりました。

 

 

夫に連絡しました。

 

あまり感情を表に出さない夫も、悲しそうでした。

 

 

 

 

帰り道の景色が灰色がかって見えました。

 

ボーッと… 義実家のみんなにも報告しなきゃなぁ… と考えていました。

 

 

報告する時はまた辛くなったけれど、

みんな一緒に悲しんで、優しく寄り添ってくれました。

 

 

 

家に帰ってからも、つわりの症状がありました。

気持ち悪くて、食べられるものが限られて

排ガスや人、食べ物のにおいがダメでした。

 

なんで、赤ちゃんダメだったのに、しんどい思いしなきゃいけないんだろう。

 

 

この頃は気がつくと涙が出て止まらなくて。

 

泣いてばかりいました。

 

 

書いている今も泣いてしまいます。

 

 

ごめんね、来てくれてありがとう、ごめんね と

 

お腹に話しかけたり… 

柄にもなく、そういうことも、せずにおれませんでした。