不妊治療① 一般の産婦人科へ
備忘録として、不妊治療の記録を整理していきます。
治療でしか味わうことのなかった体験や思いがあったので、書いておきたいと思いました。
需要はないかもしれませんが、興味があったら読んでくださいませ。
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私は、結婚するまでは子どもはいらないと思っていました。
夫がいれば十分。親から引き継いだ自分の遺伝子をもつ子を産んで育てるのは、恐ろしい。
そう思っていました。
しかし、結婚して少しずつ考えが変わってきました。
子どもができたら、半分は私の遺伝子だが、半分は夫の遺伝子だ。
夫の子に会いたい、子供の頃憧れた普通の家庭を築いてみたい、そんな考えも出てきました。
夫や夫の家族の存在がそんな風に自分の背中を押してくれたのだと思います。
2017 夏
結婚してから1年が経った頃、そろそろ妊活を意識し始めていました。
私は生理不順で
なんとなく授かりにくそうだという自覚があったので
妊活を初めて直ぐに産婦人科に相談に行きました。
卵巣の様子を診てもらうと、卵が数珠状につらなって沢山ありました。
小さい卵がいくつもあるため、それぞれが邪魔をしてどれも大きくなれない。
結果卵が成熟できない。
基礎体温も高温期と低温期の二相に別れていませんでした。
普通排卵すると体温が上昇するので、体温が上がっていないということは、排卵していないということ。
ひとまず、卵を成熟させるため注射を毎日打ち、十分な大きさに育ったら排卵させる注射を打つ、そしてタイミングをとる、ということになりました。
注射はお尻か肩にブスッと筋肉注射。
痛いよ、と看護師さんに言われましたが
痛みに強いのか案外平気でした。
痛いは痛いけど。
一般の産婦人科なので妊婦さんや新生児を横目にひたすら待ち、
(メンタルがダメな時は堪える光景…)
ブスッと筋注して揉みながらお会計して帰る日々。
一周期目は注射が効いて卵が順調に大きくなりました。
排卵前にタイミングもとれました。
だけど、妊娠はできませんでした。
そんなすぐに上手くはいかないか、と次周期へ。
二周期目は、
卵管造影検査をしました。
卵管が詰まっていないか、造影剤を入れて確認する検査です。
この検査をすると卵管の通りがよくなって妊娠しやすくなる、いわゆるゴールデン期間を迎えられるとTwitterで話題でした。
私の場合、詰まりがなかったので痛くなかったけれど、
終わってから目眩を起こしてしばらく起き上がれなくなりました
結果は問題なく、ゴールデン期間に期待して卵を育てるために再び注射の日々。
しかし、今周期は注射を打てども打てども卵が大きくなりませんでした。
11回くらい打ったがうんともすんとも反応しない。。
毎日往復1時間近くかけて通い、また1時間以上の待ち時間を経て、注射して、全部実費で2万円くらいかかったのに…!
あれだけ打った注射が無駄になったのか…
悲しい。。
結局この周期は見送ることとなりました。
一般の産婦人科の先生は、お産が専門なので不妊治療に関しては個々のレベルに差がある。
正直、ここでこれを繰り返していても妊娠できる気がしないと思い
二周期で不妊専門外来に行くことを決めました。