Power to the children 2018 in Osaka に参加してきた
大阪で今一生さんの
虐待防止に関する講演会があったので行ってきました
今回はそのレポートです
今一生さんとは、この本を書いた人です
↓↓講演会で気になった内容
〇虐待相談数が年々増加しているのに対し
対応する側(児童相談所)にかけられる予算が少ないということ
児童福祉司の1人あたりの対応数は増えるばかりで
今さんの見立てでは、1件あたり2時間程度で対応しないと回らないのではないかと。
虐待、、2時間じゃ解決できないよ…!
これでは対応する側は過労で倒れるか、手を抜くしかなくなり、
結果として子どもは救われないということになる
またこの国は、子どもは保護、支援される存在で、その運命は大人の手に委ねられているということが印象的だった
子どもだけで児童相談所に行って訴えても、「大人を連れてきて」と言われるケースがある
命からがら家を出て決死の思いで児相の門を叩いた結果がこれではあんまりだ
虐待の証拠が提示できなくても訴えられたらいいのになぁ…
現状では、子どもが、
どこで暮らしたいか、何をしたいか
という自分の意思を通すことはできない
保護施設に入ったあとは
いついつまで出られないとか、大学進学もままならなくなる
世の中では犯罪を犯した人が刑務所に入るのに、
虐待は被害を受けた側が生き方を限定される。これって不条理だなぁと思う
子どもは親や大人が好きにできる存在ではない
子どもにも、選択する権利があってほしいなぁ
もっと子どもの人権を尊重する姿勢が一般的になったらいいなぁとは思うのだが、
その為に具体的にどうしたらいいか分からなかった
今回の講演会では、そんな自分にとってのヒントを聞くことができた
↓以下の取り組みが広まるような働きかけをしていくことだ
〇プレママ・プレパパ教室で、すべての親になる人が子どもの権利について学ぶ機会をもてるようにする
何が虐待にあたるか学ぶ
子どもの権利「生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利」について学ぶ
〇3~15才の子ども向け CAP(子どもへの暴力防止)
http://cap-j.net/
CAPのプログラムを子どもも、大人も受講する
子ども向けのプログラムがあるのが良いと思った
大声を出す練習、逃げる練習もできる
これらを行政や学校に訴えることで、現場で取り入れてもらうことができるかもしれない
他にもこのような会社もある
〇As Mama (アズママ)
http://asmama.jp/kosodate-share/index.html
子育てシェアで、孤育て防止につながる取り組みをしている
このような取り組みがあることを、必要としている人のところに届けることができたらいいなと思う
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話は変わって、、
会場では毒親アートフェスティバルの巡回展を観ることができた
作品と、説明文すべて観た
▲心にぴたーっときた作品
「毒親もち」と一言で言っても、受けた傷や感じていることはそれぞれだった
胸がギュッとなったりシクシクしたりした
作り手の方にありがとうって言ったら変かもしれないけれど、表現してくれたことに感謝したい気持ちだった
それぞれの痛みに丁寧に寄り添えたらいいな そういう余裕とか、視点がもてたらいいなぁ
会場にはNHKをはじめメディアの方々が沢山みえていたが
どうかこの「毒親、虐待」の問題をセンセーショナルなものとして扱わずに
(毒親本が出てから、流行ってる気がする)
子どもの人権を深く考えられる社会に変わるまで、働きかけを続けてほしいと思います
最後に
講演会の感想です
正直に言います
・プロジェクターで資料などを壁に映していたが、部屋が明るい上に配色も明るく(白壁×オレンジとか)見にくかった
・今一生さんの言葉の選び方はキツめ。言葉がキツいと話がスっとは入ってこない。
早口でうわ滑るような話され方。頭の回転と耳が悪い自分は内容を頭に入れるのに結構大変だった。
・内容は共感できたし、新しい視点も得られた、行ってよかったと思っている。
・「子どもの権利を守るのになぜ国の予算がまわってこないか?それは子どもに投票権がないからだ」とは、
まさにこの国の政治家の姿勢を表すもので、説得力があった。そこで諦めるのではなく、じゃあ、何が出来るか、どうしたらお上を動かせるかを考える視点をもてた。
がしかし、話し方、体を左右に動かす動き、資料の見にくさ、(あと申し訳ないが小さなお子さんの声の方がハッキリしていて、内容の聞き取りづらさは倍増)など、視覚と聴覚へのストレスが大きく、途中で撃沈した。
ディスってもいいって言ってたので(笑)
その寛大なお心に甘えて正直に書きました
活動をされていること自体、すごいなぁと尊敬します
直接お話してみれば、色々と見えてくるものはもっとあったかもしれません
批判がしたいとかじゃなくて、
内容が良いので少し勿体ないなと思ってしまったという
あくまで講演会のいち参加者としての感想でした
ここまで読んでくださってありがとうございました。
子どもの人権をまもるために出来ること、こういうこともあるのでは?など
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どこからでも構いませんので、声を聞かせて頂けるととても嬉しいです。