ねこよりまるい | 性虐待サバイバー

性虐待サバイバーの体験記と日常。虐待から10年、元気に生きています。似た経験をされた方、他のことで辛い方、そうでない方とも繋がりたい。できる活動や勉強を少しずつ。

虐待、その後② ~精神科デビュー~

【大学生②】

 

精神科に行くことを思い立って、どこにあるか調べたところ

家の近くに割と大きな病院があって、その中に精神科があることを知りました。

よく考えずにここでいいや、と決めたのですがこの軽率にGoな行動は結果としてよくなかったです。

 

初診ということで、初めにお医者さんではない人に長めに話を聞いてもらいました。確か症状を言えるだけ説明しました。

診察に移り、初めてなので軽めの抗うつ薬だったか、そういう薬を処方されて、これを飲んで様子をみましょうといわれて終わりました。

 

私はこの時、薬さえ飲めば治ると思っていました。

(規則正しく食事をとっていないので飲み忘れも多かったですが…)

病院は混んでいるし診察はいらないと思って、そのうち処方だけを希望してすぐ帰るようになりました(当時はそれができました)

 

成人式を迎える

成人式の前に、前撮り撮影をしました。きれいな振袖を着てメイクやヘアセットもしてもらいました。

 

写真を撮って私が思ったことは「20年生きたしもう死んでいいな」でした。

「ここまで生きたらもういいだろ」感がありました。

人生で初めてつけまつげをつけてテンションが上がりました。

そして思ったのが「これ遺影にしよーーー!!!」でした。

明るくそう思っていました。

 

成人式で懐かしい人たちに会えたのも、最後の良い思い出だ、という感じでした。

精神科に通うのは元気になりたいからなので、こんな考えは矛盾していると思います。矛盾してるなーと思いながら書いてます。今となっては当時の行動や心情の元を上手く説明できません。ただ心の底に死にたい気持ちが常に横たわってきて、何かにつけてふっと出てきていました。 

 

院長先生

 

薬が効いていたかどうかいまいち覚えていません。

飲んだからにはストレスが感じにくくなるような作用が脳の中で起きていたと思いますが(薬の説明を受けたけど忘れた)

薬を飲んでいるという安心感で過ごせている感覚でした。

  

そのうち担当してもらっていた先生が独立開業していなくなり、院長に診てもらう事になりました。

そして、薬だけ処方がしてもらえなくなり、かならず診察が必要になりました。

この院長の診察というのが

私「お願いします」

院長「最近どう?」

私「~~~いうことで時々辛くなります」

院長「まぁ、がんばって」

ー終了ー(30秒)

という感じで。

短いわ、こっち見ないわ、頑張れなくなってる人間に「まぁ、がんばって」…もうひどい(笑)待ち時間すごく長いのに。

人を金づるだと思ってんのか!ぼろい商売だな!とキレながら帰っていました。

大学も休学してなんとなく精神面は安定してきていた(気がする)ので

こんな診察にお金を払うのが悔しくなってそのうち通うのをやめました。

 

※自己判断で精神科の通院・服薬をやめることは大変危険です。

幸い私は離脱症状は出ませんでしたが、服薬をやめる際はお医者さんとの相談が必要です。

どの口が言うのかという話ですが!

 

精神科のお医者さんには、ほんっとうに色んな人がいます。

初めにもっと口コミなど評判をよく調べた方がよかったなと思います。

私は3人の先生に会うことになりますが、精神科嫌いになってこの先しばらく(1,2年?)病院に行かなくなりました。つづきます。

 

 

 

 


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